ハコスコカフェ
遠隔地のヒトやコトがまるで目の前にいるかのように感じられるリモートリアリティを実現するための実験空間。時間と空間を超越しヒトの認知に介入する仕組みとアプリケーションを実装します。 初回実験として、「千里顔」をテーマに千里眼、千里耳、千里鼻の3作品を集めて体験実験を行います。
Hacosco Cafe
An experimental space for realizing remote reality that makes people and things in remote areas feel as if they are in front of them. Implement mechanisms and applications that transcend time and space and intervene in human cognition. As the first experiment, we will conduct a hands-on experiment by collecting three works of clairvoyance, Senri-ear, and Senri-nose under the theme of “Senri-gan”.
CREDIT:
ハコスコアーキテクツ (Hacosco Architects)
ハコスコアーキテクツ (Hacosco Architects)
脳科学者 藤井直敬率いる、物理空間とデジタル空間で、実験・デザイン・実装をするクリエイティブ集団。
メンバー:藤井直敬、太田良恵子、伊藤巧、青木由佳、カラクリワークス
A creative group that conducts experiments, designs, and implementations in physical and digital spaces, led by brain scientist Naotaka Fujii.
Members include Naotaka Fujii, Keiko Otara, Takumi Ito, Yuka Aoki and Caracri Works.
Remote Reality ー 千里顔
Remote Reality「千里顔」。千里眼、千里耳、千里鼻の3作品を集めて体験実験を行います。
協力:ソニーグループ株式会社、Fairy Devices株式会社、ambie株式会社
千里眼 ー THINKLET
一人称視点映像のリモート共有
協力企業:Fairy Devices株式会社
千里鼻 ー 嗅覚ディスプレイ
気配を伝える香りの再現
刹那的に繰り出される香りが気配を伝え、記憶を巡らせる。
協力企業:ソニーグループ株式会社
千里耳:ambie
仮想の音が自然に重なる、音のAR
協力企業:ambie株式会社
Remote Reality ー SENRI-GAN
An Remote Reality experimental work “SENRI-GAN (face)”. A hands-on experiment will be conducted by collecting three works, clairvoyant, clairvoyant, and clairvoyant.
Collaborated with Sony Group, Fairy Devices and ambie.
協力会社:
Fairy Devices株式会社
ソニーグループ株式会社
ambie株式会社
株式会社ハコスコ (Hacosco with Sony Group Corporation)
「現実を科学し、ゆたかにする」実験カンパニーのハコスコ社は、脳科学的アプローチで体験をデジタル化するVR・DX事業とブレインテック事業を展開しています。脳科学者でCEOの藤井が10年前に脳科学実験の過程で体験のデジタル化のために、開発した実験装置が「ハコスコ」の基点です。
Hacosco, an experimental company that "scientificizes reality and makes it rich," is developing a VR / DX business and a braintech business that digitize experiences using a brain science approach. The experimental device developed by brain scientist and CEO Fujii 10 years ago to digitize the experience in the process of brain science experiments is the starting point of "Hacosco".
千里顔 ー 千里耳:ambie 仮想の音が自然に重なる、音のAR
耳をふさがないイヤホン”ambie”を使い、仮想のサウンドスケープを現実に重ねることで、ふとどこかを思い出す、空耳のような音のAR体験を作る。
Open-style earbuds “ambie” over-ray the virtual soundscape on the real environmental sounds. The mixed soundscape remind you of somewhere.
CREDIT:
三原 良太 (Ryota Mihara)
三原 良太 (Ryota Mihara)
ambie株式会社 CEO
電気通信大学電子工学科大学院卒業後
2010年ソニー株式会社に入社しヘッドマウントディスプレイやワイヤレスイヤホンの設計を担当。その後「耳をふさがない、ながら聴きイヤホンambie」を開発し、WiLとソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社のジョイントベンチャーとしてambie株式会社を立ち上げ。
CEO, ambie corporation
After graduating from the Graduate School of Electronic Engineering, The University of Electro-Communications
In 2010, he joined Sony Corporation and was in charge of designing head-mounted displays and wireless earphones. After that, he developed "listening earphone ambie without blocking his ears" and launched ambie Co., Ltd. as a joint venture between WiL and Sony Home Entertainment & Sound Products Co., Ltd.
デジタル金剛力士隊
三好桃花氏制作「オフの日」をフォトグラメトリ技術を用いてデジタル・アーカイブし、様々なXR手法で現実空間に召喚します。
Digital “Day Off”
“Day Off ” produced by Momoka Miyoshi was digitally archived using photogrammetry technology and summoned to the real space using various XR methods.
CREDIT:
藤井直敬 (Naotaka Fujii)
大西 悟 (Satoru Onishi)
藤井 直敬 (Naotaka Fujii)
医学博士・神経科学者
株式会社ハコスコ 代表取締役/一般社団法人 XRコンソーシアム代表理事
デジタルハリウッド大学大学院教授
東北大学医学部卒業。同大大学院にて博士号取得。1998年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)、 McGovern Institute 研究員。2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター所属。2014年株式会社ハコスコを起業。主要研究テーマは、適応知性および社会的脳機能解明。主な著書に、「つながる脳」「ソーシャルブレインズ入門」「拡張する脳」など
M.D., Ph.D., Neuroscientist
CEO, Hacosco Inc. / Representative Director, XR Consortium, Professor, Digital Hollywood University Graduate School
Since 1998, he has been a researcher at MIT McGovern Institute. Deputy leader at RIKEN Brain Science Institute since 2004 and Lab Head since 2008. In 2014 he started Hacosco Inc. His main research topics are elucidation of adaptive intelligence and social brain functions. Published books include "Connected Brain", "Introduction to Social Brains" etc.
グリッチタヌキ
信楽焼きで有名なタヌキの置物。
縁起がいいとされ日本古来の文化の中で、強運の置物として愛されてきました。
このタヌキをモチーフに、デジタルデータエラーのグリッチ表現を映像で見ているような作品に仕上げました。
現実かバーチャルか見ているうちに翻弄され、時間を超えた未来のゆくえを見ているような作品です。
Glitch TANUKI
The motif is a raccoon figurine.
Produces a glitch effect.
It looks as if the image was disturbed by an error.
CREDIT:
中谷 健一 (Kenichi Nakaya)
中谷 健一 (Kenichi Nakaya)
フォークロアアーティスト 北海道出身 修復リペア職人の傍ら日本の民芸品をモチーフにした作品を数多く発表
「Folklore 」民族、民間伝承をテーマに日本古来の「形」を現代に落とし込んだ製作活動を展開。
出身地北海道の民芸品「木彫りの熊」を使ったアレンジ作品が話題になり各所で出品。
工業原料素材を使った技法を得意としDIYと建築の狭間をテーマとし内装アーティストとして様々なスペースをデザインしている。
TALK EVENT
TALK EVENTはzoom配信のほか、YouTubeでもご覧いただけます。
認知境界を超えるリモートリアリティ
6月5日(土) 13:00〜14:30
池上高志 x evala x 藤井直敬
モデレーター 三浦亜美
池上 高志氏
東京大学大学院工学系研究科総合システム科学専攻・教授
1989年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。コンピュータシミュレーション、化学実験、ロボットなどを用いて、可能な限りの生命体を構築することを目的とした、複雑系と人工生命の研究を行っている。2005年よりアート活動も開始。Filmachine』(with 渋谷慶一郎、YCAM、2006年)、『Mind Time Machine』(YCAM、2010年)、『Offloaded Agency』(Barbican、2019年)など。著書に『動きが生命を作る』(2007年)、『人間と機械のあいだ』(2016年)、「作って動かすALIFE」(O’reilly Japan)がある。
evala氏 (See by Your Ears)
音楽家、サウンドアーティスト
新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを楽器として駆使し、独自の“空間的作曲”によって、先鋭的な作品を国内外で発表。2020年「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした話題作『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』(東京・表参道、スパイラルホール/2020)を世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞を受賞。現在公開中のインスタレーション作品に『Haze』(青森、十和田市現代美術館/~2021年8月29日まで)。
https://evala.jp/
https://seebyyourears.jp/
( photo: Susumu Kunisaki )
三浦 亜美氏
株式会社ima 代表取締役CEO
声楽専攻からバックパッカーを経て、複数の会社を経営。その後、ベンチャーキャピタルに籍を置き、新しい価値を生む企業への投資とサポートを行う。伝統産業とビジネス、工学を融合した”文化工学”を提唱し、株式会社ima(あいま)を2013年に立ち上げ、様々な伝統産業の継承をサポートすべく事業を行う。また”起藝家”として、自身の経験から感じた社会への疑問をアートで表現し、起業家としてビジネスを通じ課題解決を行う。2021年、Appleアンバサダー(茨城代表)。
進化するリモートコミュニケーション
5月22日(土) 13:00〜14:30
八谷和彦 x 藤井直敬
八谷 和彦氏
東京芸術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授
メディアアーティスト
九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務。その後(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。 作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
リモートリアリティ感覚ハッキング
5月16日(日) 13:00〜14:30
三原良太 x 藤田修二 x 久池井淳 x 藤井直敬
三原 良太氏
ambie株式会社 CEO
電気通信大学電子工学科大学院卒業後 2010年ソニー株式会社に入社しヘッドマウントディスプレイやワイヤレスイヤホンの設計を担当。その後「耳をふさがない、ながら聴きイヤホンambie」を開発し、WiLとソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社のジョイントベンチャーとしてambie株式会社を立ち上げ。
藤田 修二氏
ソニー株式会社
新規ビジネス・技術開発本部 プロジェクトリーダー
東京大学理学部卒業後、東京大学医科学研究所にて博士号取得。2009年ソニー株式会社入社。研究所にてジュースで発電するバイオ電池の開発に従事。2012年よりハーバード大でホワイトサイズ教授に師事。帰国後、新機能材料研究に従事。2016年にAROMASTICを事業化。現在、新たな新規事業の立ち上げや、嗅覚領域の開発を担当。
久池井 淳氏
Fairy Devices株式会社 執行役員COO
フューチャリスト/一般社団法人未踏・理事 (最高戦略責任者)
2007年度未踏ユース採択、クリエイターたちとQumarionを開発し、経済産業省「Innovative Technologies」受賞。東京工業大学にてMBA/MOTを取得後にアクセンチュア入社、デジタル戦略や先端テクノロジーの専門家としてマルチインダストリー協業や、スタートアップ協業などを支援。現在、ヒトとAI・機械の懸け橋になるコネクテッドワーカーソリューションのTHINKLET™️の普及に注力。
Regeneration ー 再生
5月15日(土) 13:00〜14:30
松島倫明 x 藤井直敬 x谷川じゅんじ
松島 倫明氏
『WIRED』日本版 編集長
未来をプロトタイプするメディア『WIRED』の日本版 編集長としてWebメディア/WIREDの実験区”SZメンバーシップ”/雑誌(最新号VOL.40「FOOD: re-generative」)/WIREDカンファレンス/WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所/WIRED特区などを手掛ける。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック)がある。東京都出身、鎌倉在住。
谷川 じゅんじ氏
スペースコンポーザー/JTQ 株式会社代表
CCCマーケティング株式会社 チーフクリエイティブオフィサー(CCO)/一般社団法人Media Ambition Tokyo代表理事
2002年、空間クリエイティブカンパニー・JTQを設立。“空間をメディアにしたメッセージの伝達”をテーマに、さまざまなイベント・商空間開発・都市活性化事業・地方活性化プログラム・企業ブランディング等を手掛ける。独自の空間開発メソッド「スペースコンポーズ」を提唱、環境と状況の組み合わせによるエクスペリエンスデザインは多方面から注目を集めている。
藤井 直敬
株式会社ハコスコ 代表取締役
医学博士/脳科学者
東北大学特任教授/デジタルハリウッド大学大学院 教授
一般社団法人 XRコンソーシアム代表理事
東北大学医学部卒業、同大大学院にて博士号取得。1998年よりMIT McGovern Institute 研究員。2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター。2014年に株式会社ハコスコを創業。主要研究テーマは、BMI、現実科学、社会的脳機能の解明など。